横手市循環バス(よこてしじゅんかんバス)は、秋田県横手市が運行するコミュニティバスである。愛称は「よこまるくん」。2013年(平成25年)10月1日運行開始。羽後交通(横手営業所)に運行を委託している。

概要

前年の2012年(平成24年)より実証実験を実施していたデマンド型交通「横手デマンド交通」の本格運行開始と同時に、2013年(平成25年)10月1日より運行を開始した。当日は運行協定締結式・出発式を横手市役所本庁南庁舎(現・条里南庁舎)にて挙行した。同年10月6日までの6日間は、多くの市民に利用してもらおうと無料で運行された。

JR横手駅東口の横手バスターミナルを起終点とし、横手市中心市街地の主要な商業施設・公共施設・医療機関などと住宅地を結ぶ。名称は「循環バス」であるが循環運行ではなく、横手駅の東西を大回りする経路での往復運行となっている。

愛称及びマスコットキャラクターは、2014年(平成26年)5月に決定した。アイデアは公募されたもので、愛称は秋田市在住の人物が応募した「よこまるくん」に決定した。横手の「よこ」と、バスが循環する様子を表す「まる」に、呼びやすさを考慮した「くん」を付けて命名された。同日には「横手デマンド交通」の愛称及びマスコットキャラクターも発表されている。

運行内容

  • 停留所数:43
  • 走行距離:29.1km
  • 便数:1日10便
  • 運行時刻:8時00分 - 18時40分
  • 所要時間:約1時間40分(往復)

運賃・乗車券類

  • 運賃は均一運賃で、大人200円、小学生100円、未就学児は無料。
  • 障害者割引があり、各種障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)の提示により運賃100円となる。
    • 第1種身体障害者手帳、療育手帳Aを所持する障害者の介護者は1名まで運賃100円となる。
  • 毎月10日・20日・30日は運賃半額となる。

路線

各停留所にはバス停ナンバリングが付されている。起終点の横手バスターミナルを1番とし、往路の「イオンスーパーセンター方面行き」は、数字の順に43番「ヤマダ電機前」バス停まで至る。復路の「横手バスターミナル方面行き」は39番「ケーズデンキ前」バス停から32番「横手市役所条里南庁舎」まで戻り、体育館入口交差点を直進して23番「ハッピータウン」へ、その後数字の順に30番「平鹿総合病院」まで進み、体育館入口交差点を直進して22番「一の口」へ、そこから横手バスターミナルへ至る。

停留所の変更

2014年(平成26年)中に名称が変更された停留所は以下の通り。

  • 「32. 横手市役所前」停留所 → 「32. 横手市役所条里南庁舎前」停留所

2014年(平成26年)10月1日に新設された停留所は以下の通り。これに伴い、運行ルートも若干変更された。

  • 3. 県立衛生看護学院入口
  • 4. 教育会館前
  • 13. 横手郵便局前
  • 14. 蛇の崎橋
  • 29. バザール前
  • 35. グランマート横手店前
  • 40. 婦気大堤

2016年(平成28年)10月1日に新設された停留所は以下の通り。

  • 28. ハッピーモール

車両

運行開始時より専用車両として日野・リエッセを使用している。試験運行時は羽後交通カラーのリエッセを使用していたが、本格運行開始に伴いピンクの専用ラッピングが施された。専用ラッピングには、羽後交通の路線バスをモチーフとしたキャラクター「よこまるくん」が描かれている。

またバス停留所にも、車両に合わせてピンクを基調とした専用デザインが施されている。

乗降客数

乗降客数は、2013年(平成25年)の運行開始時より増加を続けていたが、2018年(平成30年)より緩やかに減少、2020年(令和2年)は新型コロナウイルスの感染拡大により大幅に低下したが、翌2021年には回復傾向にある。

※2013年は10月からの半年分の数値。

2017年度時点で、乗車人数が多い停留所は、横手BT、イオンSC西口、横手病院前、幸町、よねや南店前の順である。降車人数が多い停留所は、イオンSuC西口、横手BT、テレトラック前、幸町、横手病院前の順である。

脚注

関連項目

  • 横手市#交通
  • 羽後交通
  • コミュニティバス
  • 日本のコミュニティバス一覧#秋田県

外部リンク

  • 横手デマンド交通・横手市循環バス - 横手市
  • 横手市循環バス(平成28年10月1日) - 羽後交通

横手デマンド交通・横手市循環バスの愛称・マスコットキャラクター紹介|横手市公式サイト

羽後交通株式会社

横手市循環バスの運行について 羽後交通株式会社

横手市内路線バスの運行状況について 羽後交通株式会社

羽後交通 横手営業所 その2 秋田発バス鉄道ブログ