弦楽四重奏曲第39番ハ長調op.33-3は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンによって、1781年に作曲された弦楽四重奏曲である。まとめて出版されたop.33「ロシア四重奏曲」6曲(第37-42番)中の3曲目であることから、「ロシア四重奏曲第3番」とも呼ばれる。また、第1楽章の第2主題が鳥のさえずりを思わせることから、「鳥」四重奏曲(ドイツ語: Vogelquartett)というニックネームで知られ、「ロシア四重奏曲」の中でも、最もよく知られている。
- 演奏時間:20分ほど
- 作曲時期:1781年
- 作品番号
- Op. 33, No. 3
- FHE No. 72
- Hob. III. 39
構成
作曲の経緯については、「ロシア四重奏曲」の項を参照のこと。
- 第1楽章 Allegro Moderato
- 「鳥」というニックネームは、この楽章の第2主題が、鳥のさえずりを思わせるところから来ている。2つのヴァイオリンの二重奏は大変魅力的である。
- 第2楽章 Scherzo (Allegretto)
- 第3楽章 Adagio ma non troppo
- 第4楽章 Rondo (Presto)
- ハンガリー舞曲風のロンド。途中にトルコ行進曲風の部分も現れる。
関連項目
- ロシア四重奏曲
- ハイドンの弦楽四重奏曲一覧
外部リンク
- 弦楽四重奏曲第39番の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト




