歴史上の推定地域人口は、主要地域の人口の変遷を推定したものである。なお本項の表における人口の単位は原則として千人である。

大州別人口推定・予測値

過去の人口を含め、正確な人口を推定することは非常に困難であり、研究者によって数値もばらばらである。ここでは複数の研究者によって推定・予測された過去・未来の人口を表としてまとめて列挙する。予測人口は中央値のみを示す。なお丸め誤差などにより、大州別人口の合計と世界人口とが一致しないことが多々あり(特に McEvedy & Jones (1978) では25万人単位で表記している場合がある)、有史時代以前の人口推計値は桁すら実際とは違う可能性も否定できない。また空欄は推定人口が数値化されていない場合であり、無人を意味しない。なおHYDE (2023)などの最近の推計では、先コロンブス期のアメリカ大陸の人口を従来よりも多く見積もる傾向がある。

各種研究による大州別人口推定値(単位: 千人)

他の資料を含めた世界全体の人口変遷に関しては、世界人口を参照。

各地域別人口推定値

以下、McEvedy & Jones (1978) および HYDE (2023) による各年代の推定人口をまとめる。各表はクリックにより人口順に並べ替えることができる。なお以下は歴史的に無人の扱いとなっている。

  • アメリカ合衆国の海外領土の内、合衆国領有小離島(太平洋のウェーク環礁、ジョンストン環礁、ミッドウェー環礁、キングマン・リーフ、パルミラ環礁、ジャーヴィス島、ベーカー島、ハウランド島;カリブ海のナヴァッサ島、バホヌエボ礁、セラニャ礁)
  • イギリスの海外領土の内、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、イギリス領南極地域
  • スウェーデンの海外領土の内、ブーベ島、ラース島、ピョートル1世島、ドロンニング・モード・ランド
  • フランスの海外県・海外領土の内、太平洋のクリッパートン島、フランス領南方・南極地域
  • オーストラリアの海外領土の内、インド洋のアシュモア・カルティエ諸島、珊瑚海のコーラル・シー諸島、オーストラリア南極領土
  • ニュージーランド南極領土であるロス海属領

南北アメリカ

McEvedy & Jones (1978) による各地域別人口推定値(単位: 千人)

HYDE (2023) による各国・地域別人口推定値(単位: 千人)

アフリカ

McEvedy & Jones (1978) による各地域別人口推定値(単位: 千人)

HYDE (2023) による各国・地域別人口推定値(単位: 千人)

ヨーロッパ

McEvedy & Jones (1978) による各地域別人口推定値(単位: 千人)

HYDE (2023) による各国・地域別人口推定値(単位: 千人)

アジア

McEvedy & Jones (1978) による各地域別人口推定値(単位: 千人)

HYDE (2023) による各国・地域別人口推定値(単位: 千人)

オセアニア

McEvedy & Jones (1978) による各地域別人口推定値(単位: 千人)

HYDE (2023) による各国・地域別人口推定値(単位: 千人)

1950年以降の各国の人口に関しては、国連が詳しい推定値をまとめている。

歴史上の大帝国の推定人口

以下、Taagepera & Nemčok (2024)によってまとめられた歴史上の大帝国の推定人口を、当時の世界人口に占める推定割合と支配地域の推定面積と共に示す。なお人口に関しては概ねMcEvedy & Jones (1978)に依拠するとしている。

Taagepera & Nemčok (2023) による各地域別人口推定値(単位: 千人)

脚注

関連項目

  • 世界人口
  • 国の人口順リスト

外部リンク

  • History Database of the Global Environment
  • Population Statitistics

図録 地域別人口分布の超長期推移(縄文時代から1995年まで)

図録 明治以前の都市人口長期推移

日本の人口に関する話をまとめた【地理】|モチオカの社会科マガジン

公共施設とまちづくり 森 裕之(立命館大学). ppt download

図録 地域別人口分布の超長期推移(縄文時代から1995年まで)