ピロテース(古希: Φιλότης, Philotēs)は、ギリシア神話の女神である。愛欲の擬人化。
ヘーシオドスの『神統記』によると、夜の女神ニュクスが1人で生んだ子で、モロス(定業)、ケール(死の運命)、タナトス(死)、ヒュプノス(眠り)、オネイロス(夢)、モーモス(非難)、ヘスペリスたち、モイラ3姉妹(クロートー、ラケシス、アトロポス)、ネメシス(義憤)、アパテー(欺瞞)、ゲーラス(老い)、エリス(争い)と兄弟。
系図
脚注
参考文献
- ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)



