椿町(つばきちょう)は、愛知県名古屋市中村区の地名。丁目の設定はない。住居表示実施。
地理
名古屋市中村区東部に位置する。東は名駅一丁目、南は太閤一丁目・太閤三丁目に接する。
名古屋駅西側に面する。通称「駅西」「駅裏」と呼ばれる地域の1つで、居酒屋、風俗店、各種商店、専門学校、予備校などが集まり、広義における名駅地区の繁華街・歓楽街の一部を構成している。
歴史
地名の由来
椿神明社の名による。社名は、椿の森に囲まれていたことに由来するという。
沿革
- 1940年(昭和15年)5月1日 - 以下の通り、中村区牧野町・米野町・笹島町の各一部より成立。
- 椿町2丁目が、牧野町字砂田・字外郷および米野町字牧野裏の各一部により成立。
- 椿町3丁目が、米野町字牧野裏・笹島町1丁目および牧野町字砂田・字九反割・字宇多利・字四分市の各一部により成立。
- 椿町4丁目が、牧野町字四分市・字宇多利・字六ノ内および米野町字牧野裏の各一部により成立。
- 1940年(昭和15年)5月18日 - 以下の通り、中村区牧野町・則武町・米野町の各一部を編入する。
- 椿町1丁目が、牧野町字外郷・字九反割・字砂田の各一部より成立。
- 椿町2丁目に、則武町字外郷・字香箱および牧野町字外郷・字砂田の各一部を編入する。
- 椿町3丁目に、牧野町字九反割・字宇多利・字砂田・字六ノ内および米野町字牧野裏の各一部を編入する。
- 椿町4丁目に、米野町字牧野裏および牧野町字宇多利・字六ノ内・字砂田の各一部を編入する。
- 1974年(昭和49年)8月11日 - 椿町1丁目〜4丁目・太閤通1丁目および鷹羽町2丁目・3丁目の各一部を編入する。また、椿町2丁目の一部が竹橋町に編入される。
治安・風紀
- 2012年(平成24年) - 愛知県は県暴力団排除条例を改正し、椿町を暴力団排除特別強化地域に指定した。
世帯数と人口
2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。なお、小・中学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。
施設
- エスカ地下街
- ビックカメラ名古屋駅西店(旧:生活創庫アピタ名古屋駅店)
- 高砂殿
- 河合塾名駅キャンパス(名古屋校・名駅校)
- 愛知県警察中村警察署
- シネマスコーレ
- 名古屋未来工科専門学校
- 巣山プロダクション
- セントラルメンテナンス
- 電通名鉄コミュニケーションズ
- 日本交通技術名古屋営業所
交通
- 太閤通(愛知県道68号名古屋津島線)
- 椿町通(名古屋市道椿町線)
その他
日本郵便
- 郵便番号 : 453-0015(集配局:中村郵便局)。
脚注
WEB
書籍
参考文献
- 中村区制施行50周年記念事業実行委員会記念誌編集委員会 編『中村区誌―中村区制施行50周年記念―』中村区制施行50周年記念事業実行委員会、1987年10月1日。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。
統計資料
- 名古屋市総務局企画室統計課 編『昭和31年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1957年。
- 名古屋市総務局企画部統計課 編『昭和41年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1967年。
- 名古屋市総務局統計課 編『昭和51年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1977年。
- 名古屋市総務局統計課 編『昭和60年国勢調査 名古屋の町・丁目別人口(昭和60年10月1日現在)』名古屋市役所、1986年。
- 名古屋市総務局企画部統計課 編『平成2年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口(平成2年10月1日現在)』名古屋市役所、1994年。
- 名古屋市総務局企画部統計課 編『平成7年国勢調査 名古屋の町(大字)・丁目別人口(平成7年10月1日現在)』名古屋市役所、1996年。
関連項目
- 名古屋市の地名
- 椿町 (曖昧さ回避)
外部リンク
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