GRESB(グレスビー)は、不動産会社・ファンド等のESGに対する配慮を測るベンチマーク評価、及びそれを運営するオランダ・アムステルダム所在の組織の名称である。元々の名称のGlobal Real Estate Sustainability Benchmarkの略が正式名称化しており、日本語では「グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク」とも呼ばれていた。

概要

2009年に、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要な年金基金などにより創設された。

評価は、2009年から始まった不動産を対象とした「GRESBリアルエステイト」と、2016年から始まったインフラストラクチャーを対象とした「GRESBインフラストラクチャー」がある。

2022年の評価結果は、GRESBリアルエステートは全世界で1,820社・ファンドが参加した。GRESBを活用する投資家は全世界で170機関、その資産運額は51兆米ドルとなった。日本からは、122社・ファンドが参加し、うちJ-REITは57社であり、参加者はJ-REIT市場の時加総額の99%以上を占めている。

参加者

2022年時点。

日本

  • GRESBリアルエステイト
    • J-REIT - 57社(なお、J-REIT全上場社数は62社であるため、大部分が取得)
    • 上場企業 - イオンモール、日本エスコン、平和不動産、三井不動産、三菱地所、東京建物、東急不動産ホールディングス、トーセイ
    • 非上場 - 57ファンド(投資顧問会社36社)
  • GRESBインフラストラクチャー
    • タカラレーベン・インフラ投資法人、他

脚注・出典

関連項目

  • 緑の建築(グリーンビルディング)
  • CASBEE
  • LEED
  • DBJ Green Building認証

外部リンク

  • GRESB(英語)

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