桃園駅(ももぞのえき)は、山梨県中巨摩郡櫛形町(現・南アルプス市)桃園にあった山梨交通電車線の駅である。
概要
1936年(昭和11年)に地元の請願によって開業した駅で、倉庫町駅からまっすぐ南に下ったところ、桃園集落の中心に当たる桃園神社の東側にあった1面1線の棒線駅であった。櫛形町最初の駅である。
駅名にもなっている「桃園」はかつてここを領していたという清和源氏の祖・貞純親王が別名「桃園親王」と呼ばれていたことにちなんでおり、駅西の桃園神社は貞純親王を祭神としている。
歴史
- 1936年(昭和11年)7月15日:開業。
- 1962年(昭和37年)7月1日:路線廃止により廃駅。
廃線後の状況
専用軌道の跡地である「廃軌道」上、桃園神社へ至る東西の道と交わる手前に駅が存在した。ここは現在も道がやや変形しており、今諏訪駅以降の駅では比較的分かりやすい方である。
隣の駅
- 山梨交通
- 電車線
- 倉庫町駅 - 桃園駅 - 巨摩高校前駅
脚注
参考文献
- 花上嘉成『山梨交通鉄道線回想録』(「RM LIBRARY」5号、ネコ・パブリッシング刊、1999年)
- 山梨交通監修『山梨交通60年史』(BJエディターズ刊、2006年)
- 鉄道省編『山梨交通』(鉄道省文書)
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧




