源 泰清（みなもと の やすきよ）は、平安時代中期の公卿。醍醐天皇の孫。兵部卿・有明親王の三男。官位は従三位・左京大夫。
経歴
弾正大弼・木工頭・播磨守・大蔵卿などを歴任する。讃岐守在官中に豊楽院造営を手掛け、その功労により永延2年（988年）従三位に叙せられて公卿となる。また、同時に左京大夫に任ぜられている。
長保元年（999年）近江守に任ぜられるが、同年4月11日に薨去。享年64。最終官位は従三位左京大夫兼近江守。
官歴
- 天延元年（973年） 6月20日：見木工頭
- 時期不詳：従四位上
- 天元4年（981年） 6月3日：見前播磨守
- 永観2年（984年） 10月17日：見大蔵卿
- 寛和2年（986年） 3月21日：見讃岐守
- 永延2年（988年） 正月29日：従三位（為讃岐守時、造豊楽院賞）、左京大夫
- 長保元年（999年） 日付不詳：近江守。4月11日：薨去（従三位左京大夫兼近江守）
系譜
- 父：有明親王
- 母：藤原暁子（藤原仲平の娘）
- 妻：藤原雅材の娘
- 男子：源頼節
- 男子：源頼貞
- 生母不明の子女
- 女子：藤原行成室（?-1002）
- 女子：藤原行成室
脚注
参考文献
- 『公卿補任 第一篇』吉川弘文館、1982年
- 『尊卑分脈 第三篇』吉川弘文館、1987年
- 宮崎康充編『国司補任 第三 第四』続群書類従完成会、1990年
